「劇場版モノノ怪」に花澤香菜、梶裕貴、津田健次郎ら 主題歌はアイナ・ジ・エンド
「劇場版モノノ怪 唐傘」の追加キャスト、メインビジュアル、主題歌情報、本予告映像が一挙公開された。
7月26日公開の「劇場版モノノ怪」は、モノノ怪を追って大奥にやってきた薬売りを描く救済の物語。追加キャストとして、新人女中のアサが憧れる大奥の先輩女中・北川役を花澤香菜、大奥の頂点に君臨する歌山の直属の部下“表使(おもてづかい)”の女中・淡島(あわしま)役を甲斐田裕子、アサと一緒にカメの教育係を任される先輩女中・麦谷(むぎたに)役をゆかなが演じる。
またお目付役として幕府から大奥に派遣された侍・三郎丸役を梶裕貴、三郎丸の同僚である侍・平基(ひらもと)役を福山潤、大奥と七つ口の警備係である広敷番(ひろしきばん)・坂下役を細見大輔、大奥の信仰を司る司祭・溝呂木(みぞろぎ)北斗役を津田健次郎、幕府の象徴かつ最高位である天子役を入野自由が担当。名家出身で気位が高い御中臈(おちゅうろう)・大友ボタン役に戸松遥、身分の低い町人の出だが、天子から寵愛を受ける御中臈・時田フキ役に日笠陽子が名を連ねた。併せて、花澤、甲斐田、ゆかなからはコメントが到着している。
メインビジュアルには、薬売りがモノノ怪と対峙する瞬間の表情を描写。キャッチコピーとして、薬売りが“退魔の剣”を抜き放つときの決めゼリフ「──解き、放つ。」が添えられた。
主題歌はアイナ・ジ・エンドが歌う「Love Sick」に決定。彼女がアニメーション映画の主題歌を務めるのは「劇場版モノノ怪 唐傘」が初となる。本予告映像では楽曲「Love Sick」に乗せ、“個を殺し集団に染まること”を強いられた女中たちのセリフと、大奥に燻る情念から生まれたモノノ怪・唐傘を斬り、祓うため動く薬売りの姿を観ることができる。さらに薬売りがモノノ怪を祓う際に変身する姿“神儀”のカット、アクションシーンが初解禁されている。
なお5月3日より、一部を除く全国の上映劇場限定で第2弾ムビチケカード全3種を販売。ムビチケカードのイラストは、それぞれ藤・金魚草・黒百合の花をモチーフに描かれた。セブンネットショッピングでは、5月3日14時に限定グッズ付きムビチケカード全2種の販売がスタート。限定グッズとして「描き下ろしアクリルブロック」「オリジナルガラス箸置き2個セット」が用意された。
2007年7月よりフジテレビ「ノイタミナ」枠ほかにて放送された「モノノ怪」は、薬売りの男が“モノノ怪”に立ち向かう冒険譚。同枠で放送された「怪 ~ayakashi~」シリーズの1エピソード「化猫」の続編として制作され、スタイリッシュなキャラクターデザインや、和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせた斬新な映像で注目を浴びた。
花澤香菜(北川役)コメント
北川は、アサが憧れる大奥の先輩女中です。
大奥という組織の中で、何を守り何を捨てて生きていくのか。
北川の心の「乾き」は、どんな人にも起こりうる感覚なのではないかと思います。
孤独に何かを頑張っている方の心に、届きますように!
甲斐田裕子(淡島役)コメント
独特のテンポ、色使い、カメラワーク、魅惑的なキャラクター、音使い、物語。
ワクワクしながら見ていた「モノノ怪」の世界に出番を得られて、とても嬉しいです。
淡島は大奥の表使。新人に過去を捨てるよう冷たく指導するも、アサ達に翻弄され人間味ある表情を様々見せます。
どんな変化を遂げるのかお楽しみに。
ゆかな(麦谷役)コメント
2006年。はじめて「化猫」に関わった時、アフレコ現場には少し、戸惑いの空気がありました。
見たことのない映像を作りたい、そんな意志を強く感じました。
長い時間が経ち、麦谷としてまた、この世界に関われることになりました。変わったもの変わらないもの……全てを見届けたいと思います。
「劇場版モノノ怪 唐傘」
2024年7月26日(金)公開
スタッフ
監督:中村健治
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一
美術監督:倉本章
斎藤陽子
色彩設計:辻󠄀田邦夫
ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D監督:白井賢一
編集:西山茂
音響監督:長崎行男
音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹
企画プロデュース:山本幸治
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
制作:ツインエンジンEOTA
キャスト
薬売り:神谷浩史
アサ:黒沢ともよ
カメ:悠木碧
北川:花澤香菜
歌山:小山茉美
大友ボタン:戸松遥
時田フキ:日笠陽子
淡島:甲斐田裕子
麦谷:ゆかな
三郎丸:梶裕貴
平基:福山潤
坂下:細見大輔
天子:入野自由
溝呂木北斗:津田健次郎
(c)ツインエンジン